蓄電池

蓄電池とは?

蓄電池とは、電気を蓄えて繰り返し使うことができる電池のことです。 ⾃動⾞のバッテリーに使われる鉛蓄電池や、乾電池のように使われるニッケル⽔素蓄電池などがありますが、家庭⽤として普及拡⼤が⾒込まれ注目されているのは定置型のリチウムイオン蓄電池です。 太陽光発電システムでつくった電気や電力会社から購入した電気をためて(=充電)、家庭の電化製品で使う(=放電)ことができます。

蓄電池3つのメリット

  • 停電、災害時の非常用電源

    蓄電池があれば、災害などが発生し停電してしまっても、ためておいた電気を使うことができます。電気は家族の暮らしを守るために、必要なライフラインです。 特に近年は異常気象による台風・大雨・落雷などが多発しており、防災対策として蓄電池を備えておくと、万が一の時も安心です。
  • 太陽光発電との組み合わせでエネルギーの自給自足

    太陽光発電システムだけでは、電気をつくることができても、ためておくことができません。 蓄電池があれば、使い切れなかった電気をためておくことができます。自宅でつくった電気を使った分、電力会社から買う電気を減らすことができ、電気料金の削減につながります。電気料金が高くなるほど、削減効果も高くなります。 近年の電気料金の高騰や、卒FIT(固定買取価格制度による買取期間が満了すること)による売電価格の下落などの理由により、太陽光発電システムと蓄電池を使って、電気を自家消費することを選ぶ方が増えています。
  • 電力のピークシフト

    ピークシフトとは、電力需要が高くなる昼間から、夜間などの電力使用量が少ない時間帯に、電気を使うタイミングをずらすことを言います。
    蓄電池があれば、夜間電力が安いプランを契約して、夜の間にためておいた安価な電気を電気料金の高い昼間に利用することで、電気代の節約ができます。また、日中のピーク需要に対しては主に火力発電により調整されるため、昼間に電力会社から購入する電気を減らし電気需要を平準化することは、二酸化炭素の排出量を減らすことにもつながります。